昭和９年(１９３４年)１０月２６日　東京生まれ
　子供の頃より絵画に関心を持ち、２１歳の時に書家柳田泰雲と出会い結婚。それまで画家を夢見ていた青蘭は、泰雲の影響を受け書道を始める。以来、泰雲と共に書道普及の為に学書院副院長を務め続けた。
一方、書家柳田青蘭として既に１８回にわたる個展を開いたり、読売新聞社招待閨秀書展に第一回展より連続２２回の出品を続けた。現在、女流書家として数少ない漢字書家として活躍している。書の表現を伝統的な筆・紙・墨にとらわれることなく、独自の感性を生かし、石刻、ガラス彫刻、ビルの壁面など建築の中に書を取り入れることや、ハイテク技法を取り入れ、CG、レーザー光線による作品表現にも意欲を見せ、時代に適応する書を見出そうとしている。
　又、女性らしい観点から優雅な和服に書をデザインした作品も数多く発表している。
更に書道活動を通じての福祉を常に考え、目の不自由な方々の為に月に一回書道教室を開き既に２０年を過ぎている。書道界以外でも広くいろいろな分野の方々に書に対する関心を高めようと努力を続けている。
1990年に他界した学書院院長、柳田泰雲の意思を受け継ぎ中国山東省・泰山に泰雲揮毫「国泰民安」を磨崖碑として残し、更に書を通じて泰雲の残した中国との友好にも力を注ぎ文化交流を深めている。
　現在、学書院院長、山梨にある泰雲書道美術館館長を務めながら京橋本部で生徒数数百余人の門人の指導育成に従事しています。